フィン・ウゴル語派(-ごは)は、ウラル語族に属する言語群。 ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語などを含む。このほかにロシア連邦などに分布する多数の少数民族の言語を含むが、すでに絶滅した言語、現在危機に瀕する言語も多い。 シベリア北部のサモイェード語派とともにウラル語族を構成するが、人種的にはサモイェード語派と比較すると、モンゴロイドよりもコーカソイドに近い。 目次 1 起源 2 特徴 3 脚注 4 分類 編集 起源 故地はウラル山脈より西のロシア中央部・北部にあるサンクトペテルブルク付近のイングリア(Ingria, インゲルマンラント)で、語族としての形成は紀元前3千年紀にさかのぼると伝えられる[1]。 これはヴォルガ川中流付近に特に多数の言語(ペルム諸語、マリ語、モルドヴィン諸語)が分布していることや、再建された祖語の語彙から示唆されている。この祖語にはインド・イラン語からの借用語(「蜜蜂」「蜂蜜」など)も含み、インド・イラン系民族(スキタイなど)がユーラシアステップに住んでいた時代のものと思われる。 スラヴ語派住民が現在のロシアに広がる前、これらの言語はすでにウラル山脈からバルト海に至る範囲に広がっていたと考えられる。これは新石器時代の櫛目文土器文化(Comb Ceramic Culture)の範囲に重なり、これが紀元前4200年から2000年頃のフィン・ウゴル語派の文化に対応すると考えられる。フィン・ウゴル語派は、ウゴル諸語(ウラル山脈東側のユグラ地方[現在のハンティ・マンシ自治管区]の言語と、ハンガリー語からなる)と、フィン諸語(ロシアのウラル以西、フィンランド・バルト海沿岸まで)に分けられ、フィン諸語はさらに多数に分けられる。ウゴルとはマンシ族の旧名で、地名ユグラとともに「ハンガリー」と語源的に関係があるとの説もある。 バルト・フィン諸語(フィンランド語、エストニア語など)の語彙にはその他のフィン・ウゴル語派と共通しないものがあり、古い基層言語(バルト語派と共通するかもしれない)に基づく可能性もある。また特にサーミ語(ラップ語)に関しては、祖先は別の言語を話しており、のちにフィン・ウゴル語を受け入れたという可能性が高い。 編集 特徴 約200の共通基礎語彙が明らかにされており、親族名称や人体語彙のほか、漁労、狩猟・牧畜(特にトナカイ)、技術・建築、天候などの語彙がある。構造的にも類似の性質が多く、これらも祖語にさかのぼると考えられる。 母音調和がある。格変化は日本語の格助詞に似た接尾辞によって表され、格は種類が多い(少なくともフィンランド語は16格、ハンガリー語は18格)。動詞は主語の人称・数によって(一部言語では目的語によっても)活用する。文法的な性はなく、代名詞にも彼と彼女の区別はない。一般に所有形容詞がなく、その代わりに被所有物名詞に所有者の人称接尾辞をつけ、また一部の言語では人称代名詞の属格で表す。語順は基本的にはSOV型だったかもしれないが、かなり自由で、西部のハンガリー語やフィンランド語ではSVO型が普通となる。 編集 脚注 ^ フィン・ウゴル語派のうちウゴル諸語(オビ・ウゴル諸語)に属するマジャル人(ハンガリー人)の故地がウラル山脈中南部の草原地帯とするので、若干異なる。 編集 分類 以下のような言語を含む。ウラル語族の中でのフィン・ウゴル語派、およびその中でのフィン諸語とウゴル諸語という分類についてはほぼ意見が一致している。しかしフィン諸語の分類については確定していない。 ウゴル諸語 ハンガリー語 オビ・ウゴル諸語 ハンティ語(オスチャーク語) マンシ語(ヴォグル語) フィン(フィン・ペルム)諸語 ペルム諸語 コミ語 コミ・ペルミャク語 ウドムルト語(ヴォチャーク語) フィン・ヴォルガ諸語 マリ語(チェレミス語) モルドヴィン諸語 エルジャ語 Erzya モクシャ語 Moksha フィン・サーミ諸語 サーミ語(ラップ語) バルト・フィン諸語 エストニア語 フィンランド語 カレリア語 リヴォニア語 ヴェプス語 ヴォート語



http://chokitte.hp.infoseek.co.jp/017Hungary-1984/n017Magyar1984.html

フィン・ウゴル語派 - goo Wikipedia

フィンウゴル語派 goo Wikipedia(ウィキペディア)モバイル版




http://www.bigstream.co.jp/artist/0705_finland

フィン・ウゴル語とは - はてなキーワード

フィン・ウゴル語とは - ウラル語族の二大語派の一、フィンウゴル語派のこと。フィンウゴル語族、フィン・ウゴル諸語などとも。 名前の通り、フィン語系の言語とウゴル...



フィン・ウゴル語派 - Yahoo!百科事典

フィン語派とウゴル語派の総称。北欧、東欧、ロシア連邦で話されるウラル語族の一語派。



フィン・ウゴル語派とは - Weblio辞書

フィンウゴル語派とは? 〔Finno-Ugric〕ウラル語族の一語派。北欧・東欧・シベリア北西部に分布する。フィンランド語・ラップ語・エストニア語・ハンガリー語などを含む。



コミ語 - 百科事典ディスマス

コミ語(コミご、Komi, ジリエーン語 (Ziryene)、ジリヤン語 (Zyrian))は、フィンウゴル語派ペルム語群に分類される言語である。 ... 1000語は、フィン・ウゴル祖語から継承されている。 現在でもウドムルト語の語彙とは共通点が多く、コミ語の一般的な語彙の語幹の80%は、ウドムルト語にも同じものがみられる。 ...



フィン・ウゴル語派 - 辞書すべて - goo辞書

フィンウゴル語派の意味は?goo辞書は無料で使える日本最大級の辞書サービスです。和英辞典/英和辞典/国語辞典/四字熟語/MBA用語辞典/IT用語辞典/文例集などを提供しています。



ウゴル諸語 - Wikipedia

ウゴル諸語(Ugric, Ugrian languages)とは、ウラル語族の下位区分、フィンウゴル語派に属する言語のグループ。 ... 人種はコーカソイドとモンゴロイドの中間に属する。 ウゴル諸語には3つの言語が含まれる。 ハンガリー語(Magyar)、ハンティ語(Khanty, 旧称オスチャーク語)、マンシ語(Mansi, 旧称ヴォグル語)である。 ...



おたんじょうび記念 フィン・ウゴル語派

フィンウゴル語派はウラル語族に属する言語群で、ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語などを含む。 このほかにロシア連邦などに分布する多数の少数民族の言語を含むが、すでに絶滅した言語、現在危機に瀕する言語も多い。 シベリア北部のサモイェード語派とともにウラル語族を構成する。 ...



先生のお宅で習うフィンランド語

もっとも近い関係にあるのはエストニア語だがサーミ語やハンガリー語とも関係があり、これらの言語でフィンウゴル語派を形成する。 ... フィンウゴル語派は、ふつうフィン語派(フィン・ペルム諸語ともいう)とウゴル語派にわかれる。 フィン諸語は、フィンランドのフィンランド語とエストニアのエストニア語をふくみ、ウゴル諸語には、ハンガリーと隣接諸国の ...