ラテン文字 類型: アルファベット 言語: 西欧・中欧の諸言語、ほか世界各地の言語 時期: 紀元前7世紀から現在 親の文字体系: 原カナン文字 フェニキア文字 ギリシア文字(一部エトルリア文字) ラテン文字 姉妹の文字体系: キリル文字 コプト文字 ルーン文字 ISO 15924 コード: Latn 注意: このページはUnicodeで書かれたIPA音声記号を含む場合があります。 音素文字の歴史 青銅器時代中期 前19–15世紀 ウガリット 前15世紀 原カナン-フェニキア 前14世紀 古ヘブライ 前10世紀 サマリア 前6世紀 アラム 前9世紀 ブラーフミー(およびインド系) 前6世紀 チベット 7世紀 クメール 7世紀 ジャワ 9世紀 他多数 ヘブライ 前3世紀 シリア 前2世紀 ナバテア 前2世紀 アラビア 4世紀 ペルシア 7世紀 ウルドゥ 11世紀 ターナ 18世紀 パフラヴィ 前2世紀 アヴェスタ 4世紀 ソグド 突厥? 5世紀 ウイグル 8世紀 (契丹小 10世紀) (女真小 12世紀) モンゴル 13世紀 トド 17世紀 満州 16世紀 ギリシア 前9世紀 エトルリア 前8世紀 ラテン 前7世紀 ルーン 2世紀 オガム 4世紀 ゴート 4世紀 コプト 300年 グルジア 4世紀 アルメニア 405年 グラゴル 862年 キリル 10世紀 イベリア 前6世紀 南アラビア 前9世紀 ゲエズ 前5–6世紀 メロエ 前3世紀 カナダ先住民 1840年 注音 1913年 完全な系図 ラテン文字(ラテンもじ、ラテン語 Abecedarium Latinum)は、ラテンアルファベット、ローマ文字、ローマ字 (伊語 Alfabeto romano) とも言い、表音文字の一つである。この文字を並べることで単語を表記し、単語を区切って並べることで文章を構成する。 目次 1 概要 2 使用言語 3 成立 4 使用される文字 4.1 基本字 4.2 追加字 4.3 併用される記号の例 5 文字の名称 6 脚注 7 関連項目 編集 概要 西暦2010年現在、人類社会で最も解読者人口が多い文字である。 元来ラテン語の文字で、古くから西欧・中欧の諸言語(英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語など)で使われているが、近代以降はこれら以外にも使用言語が多い。 ラテン文字はアルファベットの一種なので、ラテン文字を「アルファベット」と呼ぶこと自体は間違いではないが、アルファベットはギリシア文字やキリル文字なども含む総称である。また、「ローマ字」はラテン文字の別名だが、日本語を表記したときに限定して使うことがある。 基本26文字を英語の表記に使ったとき、「英字」と呼び、特に「英字新聞」という語でよく使われる。ただし、他の言語に対し同様の表現(仏字など)が使われることはまれであるが、「欧字」という表現がJISの規格票等に見られる。 編集 使用言語 本来は、ラテン語のための文字である。 中世以降は、俗ラテン語に由来するロマンス諸語(スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語など。ただし当初はルーマニア語を除く)のみならず、西欧・中欧の西方教会(カトリック・プロテスタント)地域のほぼ全ての言語で使われる。ゲルマン語派(英語、ドイツ語、オランダ語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語など)、スラヴ語派の一部(ポーランド語、チェコ語、スロヴァキア語、スロヴェニア語、クロアチア語など)、バルト語派(ラトビア語、リトアニア語)、ケルト語派(アイルランド語など)、バスク語、ウラル語族の一部(マジャール語、スオミ語、エストニア語など)などある。西方教会地域ではないが、アルバニア語とルーマニア語(民族主義の高まりにより、18世紀にキリル文字から切り替えられた)でも使われる。   ラテン文字のみ使用   ラテン文字と他の文字を併用 近代以降、文字を持たない言語が新たに正書法を定める場合、ほとんどの場合ラテン文字が採用された。ただし、旧ソ連の諸言語はキリル文字を採用した(ソ連でも初期はラテン文字を採用していた)。 すでに文字を持っていたのにラテン文字に切り替えた言語もある。これは、西洋列強による植民地化や、カトリック・プロテスタントの宣教師の活動によるものが大きい。 近代以降にラテン文字に切り替えた言語には、インドネシア語(ジャウィ文字)、ベトナム語(漢字・チュノム)、トルコ語(アラビア文字)、タガログ語(アラビア文字・アリバタ)、マレー語(ジャウィ文字)、スワヒリ語(アラビア文字)などがある(カッコ内はラテン文字化以前の文字)。ウズベク語、トルクメン語、アゼルバイジャン語では、ソ連初期にアラビア文字からラテン文字に切り替えられ、その後ソ連政府の言語政策の変化によりキリル文字に切り替えられたが、ソ連崩壊後、再びラテン文字への切り替えが進行中である(但し以前定められたものと同一ではない)。 編集 成立 フェニキアのアブジャドの末裔である4種の音素文字の比較。左からラテン文字、ギリシア文字、元になったフェニキア文字、ヘブライ文字、アラビア文字。 イタリア半島に、ラテン人と呼ばれる部族 (後にローマ人と呼ばれるようになる) が棲みついていた。紀元前7世紀頃、ラテン人はやはりこの地に棲みついていたエトルリア人 (紀元前1千年紀にイタリア中部に棲みついた) とギリシア人から文字を採り入れた。このふたつの種族から文字を採り入れる際に、ラテン人は西方ギリシア文字(クマエ文字)のうち4字を捨てた。また、エトルリア文字の F (/v/ の発音) を採り入れて /f/ の音に使い、エトルリア文字の S (3 箇所の屈曲がある) を採り入れて、現在の S の形にした。ギリシア語の G 音とエトルリア語の K 音を表すのにはガンマを用いた。こうして生まれたものは、G、J、U、W、Y、Z がないなど、現代のラテン文字とは多少の違いがある[1]。 ローマ人のアルファベットでは、C、K、Q のいずれでも /k/ 音を表記できた。C は /g/ 音の表記にもなった。ローマ人は G を作りだし、彼らが用いない Z の代わりに、 F と H の間に置いた。数世紀を経て、紀元前3世紀にアレクサンドロス3世が地中海沿岸地域東部とその周辺を征服した後、ローマ人はギリシア語の語彙を借用するようになり、アルファベットをこれらの語彙の表記に再適合させる必要に迫られた。そこで、東方ギリシア文字 (en) から Y と Z を借用し、今度は文字表の最後に置いた。この2字はギリシア語彙を表記するときしか使わなかったためである[1]。 アングロサクソン語は、11世紀にブリテンがノルマン人の征服を受けた後、ラテン文字でも表記されるようになった。/w/ 音を表すのに当初ルーン文字の Ƿ (wynn, ウィン) が使われたが、P に似ていたために混同されやすく、/w/ 音は現在の U 二つで表記されるようになった。この頃の U は V の形だったので、これは VV となり、W は V の次に置かれた。さらに、丸みのある U で母音を表し、子音のときは V を用いるようになった。J は当初 I の異体で、I が複数並ぶときに最後の I に長い尾をつけたものだった。15世紀頃から、J を子音に、I を母音に用いるようになり、17世紀半ばにはこれが一般的になった[1]。 編集 使用される文字 編集 基本字 現在、ラテン語の 23 字に J, U, W を加えた 26 字を基本と見なす。英語は、基本字を全て使い、それ以外の字を外来語でしか使わない。 A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 編集 追加字 アキュート アクセント グレイヴ アクセント サーカム フレックス ウムラウト/トレマ Á É Í Ó Ú Ý À È Ì Ò Ù Â Ê Î Ô Û Ä Ë Ï Ö Ü Ÿ á é í ó ú ý à è ì ò ù â ê î ô û ä ë ï ö ü ÿ セディーユ ティルデ オゴネク 合字 ルーン文字由来 Ç Ş Ã Õ Ñ Ą Ę Į Ų Æ Œ Ø IJ - Þ ç ş ã õ ñ ą ę į ų æ œ ø ij ß þ ウムラウト・セディーユなどは詳しくはダイアクリティカルマークを参照のこと 各国での利用状況を含めた全ての文字の一覧はラテン文字一覧を参照のこと 編集 併用される記号の例 . , : ; ? ! & @ # 編集 文字の名称 主な言語での文字の名を以下に示す。 文字 ラテン語 英語 フランス語 ドイツ語 イタリア語 スペイン語 ポルトガル語 エスペラント A a /aː/ a /eɪ/ a /a/ a /aː/ a /a/ a /a/ a /a/ a /aː/ B be /beː/ bee /biː/ bé /be/ be /beː/ bi /bi/ be /be/ bê /be/ bo /boː/ C ce /keː/ cee /siː/ cé /se/ ce /tseː/ ci /tʃi/ ce /θe/, /se/ cê /se/ co /tsoː/ D de /deː/ dee /diː/ dé /de/ de /deː/ di /di/ de /de/ dê /de/ do /doː/ E e /eː/ e /iː/ e /ə/ e /eː/ e /e/ e /e/ e /ɛ/, /e/ e /eː/ F ef /ɛf/ ef /ɛf/ effe /ɛf/ ef /ɛf/ effe /ˈɛffe/ efe /ˈefe/ éfe /ˈɛfɨ/, /ˈɛfi/ fo /foː/ G ge /ɡeː/ gee /dʒiː/ gé /ʒe/ ge /ɡeː/ gi /dʒi/ ge /xe/ gê /ʒe/ guê /ɡe/ go /ɡoː/ H ha /haː/ aitch /eɪtʃ/ ache /aʃ/ ha /haː/ acca /ˈakka/ hache /ˈatʃe/ agá /ɐˈɡa/, /aˈɡa/ ho /hoː/ I i /iː/ i /aɪ/ i /i/ i /iː/ i /i/ i /i/ i /i/ i /iː/ J jay /dʒeɪ/ ji /ʒi/ jot /jɔt/ i lunga /ilˈluŋga/ iota /ˈjota/ jota /ˈxota/ jota /ˈʒɔtɐ/ jo /joː/ K ka /kaː/ kay /keɪ/ ka /ka/ ka /kaː/ kappa /ˈkappa/ ka /ka/ capa /ˈkapɐ/ cá /ka/ ko /koː/ L el /ɛl/ el /ɛl/ elle /ɛl/ el /ɛl/ elle /ˈɛlle/ ele /ˈele/ ele /ˈɛlɨ/, /ˈɛli/ lo /loː/ M em /ɛm/ em /ɛm/ emme /ɛm/ em /ɛm/ emme /ˈɛmme/ eme /ˈeme/ éme /ˈɛmɨ/, /ˈẽmi/ mo /moː/ N en /ɛn/ en /ɛn/ enne /ɛn/ en /ɛn/ enne /ˈɛnne/ ene /ˈene/ éne /ˈɛnɨ/, /ˈẽni/ no /noː/ O o /oː/ o /oʊ/ o /o/ o /oː/ o /o/ o /o/ ó /ɔ/ o /oː/ P pe /peː/ pee /piː/ pé /pe/ pe /peː/ pi /pi/ pe /pe/ pê /pe/ po /poː/ Q qu /kuː/ cue /kjuː/ qu /ky/ qu /kuː/ cu /ku/ cu /ku/ quê /ke/ kuo /ˈkuːo/ R er /ɛr/ ar /ɑː/, /ɑɹ/ erre /ɛʁ/ er /ɛʀ/ erre /ˈɛrre/ ere /ˈeɾe/ erre /ˈɛʁɨ/, /ˈɛxi/ rê /ʁe/ ro /roː/ S es /ɛs/ ess /ɛs/ esse /ɛs/ es /ɛs/ esse /ˈɛsse/ ese /ˈese/ ésse /ˈɛsɨ/, /ˈɛsi/ so /soː/ T te /teː/ tee /tiː/ té /te/ te /teː/ ti /ti/ te /te/ tê /te/ to /toː/ U ū /uː/ u /juː/ u /y/ u /uː/ u /u/ u /u/ u /u/ u /uː/ V vee /viː/ vé /ve/ vau /faʊ/ vu /vu/ uve /ˈuβe/ vê /ve/ vo /voː/ W - double-u /ˈdʌbljuː/ double vé /dubləve/ we /veː/ doppia vu /doppja vu/ uve doble /uβe ˈdoβle/ dâblio /ˈdɐ̃bliu/ dáblio /ˈdabliu/ duobla vo /duˈobla voː/ X ex /ɛks/ ix /iks/ ex /ɛks/ ixe /iks/ ix /iks/ ics /iks/ equis /ˈekis/ chis /ʃiʃ/ xis /ʃis/ ikso /ikso/ Y y /yː/ ī Graeca /iː ˈɡrajka/ wye /waɪ/ i grec /iɡʁɛk/ ypsilon /ˈʏpsɪlɔn/ i greca /iɡˈɡrɛka/ ipsilon /ˈipsilon/ i griega /i ˈɡɾjeɣa/ ípsilon /ˈipsɨlɔn/, /ˈipsilõ/ ipsilono /ipsiˈloːno/ Z zeta /ˈzeːta/ zed /zɛd/ zee /ziː/ zède /zɛd/ zet /tsɛt/ zeta /ˈzɛta/ zeta /ˈθeta/, /ˈseta/ zê /ze/ zo /zoː/ 編集 脚注 ヘルプ ^ a b c “The Phoenician Alphabet”. 2008年2月14日閲覧。 編集 関連項目 カルメンタ - 神話上ラテン文字を考案したとされている女神 アラビア数字とラテン文字のアルファベットによる二文字組み合わせの一覧


PENCK PENCK Arial Black
http://nlogn.ath.cx/archives/000532.html

ラテン文字化 - Wikipedia

共通語とも主張される英語ではラテン文字が使用されているので、英語で非ラテン文字で記された言語について言及する場合どうしてラテン文字に転写する必要がある。 ... 加えて、英語はラテン文字圏の中でも発音がかなり特殊であり、ラテン語をベースに転写した場合、英語として読むと本来の発音とはかけ離れてしまう事がある。 ...




http://wiki.livedoor.jp/qvarie/d/%B3%C8%C4%A5%A5%E9%A5%C6%A5%F3%CA%B8%BB%FA%BC%AD%C5%B5

汎チュルク文字〜ヤナリフ〜 - 世界の特殊文字ウィキ - livedoor Wiki(ウィキ)

ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字など特殊文字に関するウィキです。 ... 1928年、トルコにおけるトルコ語のラテン文字への正書法変更をきっかけに、アゼルバイジャン語(1922年に最初のラテン文表記が作成されていたが、ヤナリフに統一された)やタタール語(1927年にヤナリフ作成)をはじめとして各民族言語の文字をラテン文字に統一したもの。 ...




http://www.kampo.co.jp/mg/mg-school/kirabikai/090527_revanon.html

ラテン文字とは - 世界の文字 Weblio辞書

ラテン文字は現在世界で最も多く用いられている文字であるが、この文字は本来古代ローマ帝国の文字である。 この文字が中世キリスト教ローマ正教の文字となり、この教えと共に全ヨーロッパに ... ラテン文字(ラテンもじ、ラテン語 Abecedarium Latinum)は、ラテンアルファベット、ローマ文字、ローマ字 (伊語 Alfabeto romano) ...



KM KM PET KONVERTIBILNIH MARAKA K
http://sarajevobih.blog87.fc2.com/blog-category-2.html

検索クエリにラテン文字(アルファベット)以外を使用するとどうなりますか? - Insights for Search ヘルプ

Google Insights for Search の基本操作 " 機能について " 検索クエリにラテン文字(アルファベット)以外を使用するとどうなりますか? ... ラテン文字(アルファベット)以外を使用して検索クエリを入力すると、表示されるほとんどのデータは入力した文字を使用する国や地域のものに限られます。 ...



Arabic Type Setting Adobe Sans MM
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/09/pdf_53.html

世界の文字インデックスページ|学会誌・学術印刷全般・学会事務委託なら中西印刷

【世界の文字】中西印刷株式会社は学会誌から学術印刷全般・学会業務受託まで、印刷を通して数々の先進的な取り組みを行っております。当社は文化学術への貢献のために存在しています。



2007926
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ラテン文字とは - はてなキーワード

ラテン文字とは - リスト::文字と記号 ギリシャ文字からエトルリア文字?を経て派生した文字で、ラテン語表記用の文字。ローマ字とも。 なお、単にこの文字のことをアルファ...



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ラテン文字【S】 - 世界の特殊文字ウィキ - livedoor Wiki(ウィキ)

ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字など特殊文字に関するウィキです。



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N - VisWiki

Ñ(エニェ)はスペイン語アルファベットでラテン文字の15番目(NとOの間)に加えて使われる文字であり、ガリシア語でも使われる。 ... 大文字・小文字ともNにティルデ(チルダ, Tilde, ̃)と呼ばれるダイアクリティカルマークの一種をつけて表す。 フランス語、イタリア語ではgn, カタルーニャ語ではny、 ...




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S - VisWiki

Ŝ、ŝ(ショー)はエスペラントでラテン文字(アルファベット)の23番目(SとTの間)に加えて使われる文字である。 "S"は次の記事と関連性が高いです. 長いs ß アキュート・アクセント 隠語 ソニー シエラ S (バンド) SH コンマビロー S言語 S (ラジオ番組) ジャガー・S ...




http://www.nua.ac.jp/prog07/details.php?key=964