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新聞(しんぶん)は、事件、事故や政治や経済やスポーツや国際情勢などの動向などのニュースを報じるためのメディアの一種で、記事文章や写真、図面などが紙(新聞紙)に印刷され折りたたまれたものである。
新聞の例(「タイムズ」)
目次
1 概説
1.1 主な分類
2 制作過程
3 歴史
4 語源
5 各国別日刊紙の成人人口1,000人当たりの部数
6 日本の新聞
7 インターネット新聞
8 その他
9 脚注
10 関連項目
編集 概説
売店に於ける販売用新聞陳列の例(右手前)
様々な新聞
欧州主要各紙のサイズ比較。白い紙はA4サイズ
輪転印刷機による新聞印刷の様子
地域別に梱包され、各地へ輸送される新聞。
現代文明社会においては多くの人々が安価に雑多な情報を入手する手段である
大学図書館前に掲出される新聞
市中で号外を配布している様子
表紙も綴じもなく、場所をほとんど選ばず読みやすい。(列車内)
新聞は世界規模の出来事から国内外、地域内、さらにはコミュニティの内部などの情報伝達手段として様々なものが発行されている。その中でも新聞社と呼ばれる新聞・報道を専門とした会社組織・報道機関が発行する新聞は情報の影響する範囲が広範囲であり、マスメディアと呼ばれる。影響力は発行部数にほぼ比例する。小さなコミュニティの内部でも、例えば学校単位で発行する学級新聞や地域で発行する地域広報などがある。
編集 主な分類
刊行間隔による分類
日刊紙
夕刊紙
週刊紙
月刊紙
配布地域による分類
全国紙
地方紙
ブロック紙
内容による分類
一般紙
専門紙
経済紙
スポーツ紙
予想紙
競馬新聞
発行の性格による分類
機関紙
広報・公報
商業紙
業界紙
学生新聞
階層による分類
高級紙
大衆紙
メディア形態による分類
壁新聞
瓦版
回覧板
その他
無料紙
点字新聞
編集 制作過程
概ね下記のようになっている。
企画・構想
取材・撮影
記事執筆
原稿チェック
校閲 - レイアウト後の場合がある
レイアウト - 見出し制作・価値判断も行われる
編集・割付・組版
校正
フィルム・刷版制作
印刷
梱包・発送
編集 歴史
16世紀頃、ドイツで、ニュースを記述したビラやパンフレット形式の印刷物が出版されていた(「フルークブラット」など)。新聞の起こりである。
世界初の新聞は、1605年、ストラスブールでヨハン・カロルスによって創刊された「Relation」とするのが定説である[1]。17世紀半ばには、ニュース本が定期的に出版されるようになった。特にイギリスでは清教徒革命や名誉革命を通じてニュース出版が発展し、日刊新聞や地方週刊新聞も出版されるようになった。18世紀には、いろいろな新聞を読み放題のコーヒー・ハウスが登場した。裕福な商工業者であるブルジョワジーが新聞を元に政治議論を行い、貴族のサロンと同じように論壇を形成した。19世紀には、日曜新聞のような大衆新聞が成長した。印刷機の発達やロール紙の採用、広告の掲載などにより労働者階級に低価格で販売できるようになった[2]。
つまり現在のような新聞の出現は産業革命以降のヨーロッパからであり、産業を支える上で大きな存在となった。これは後にマスマーケティングの手法の一環としても用いられるようになり、企業の広告活動にも一役買うようになった。
日本には現在の新聞と似たものとして瓦版が存在し、木製のものが多かった。現存する最古の瓦版は1614年~1615年の大坂の役を記事にしたものである。
編集 語源
新聞という言葉は古来の日本語にはない。この語の初出は、元の時代に編纂された新唐書であり、風聞、つまりnewsという意味であった。清朝末期に欧米人が中国で新聞(newspaper)を発刊し、これを真似て中国人たちも新聞を発刊した。これを中国人は新聞紙と呼んだ。明治時代に英語のnewsに相当する訳語として、この中国語が取り入れられ、newsを新聞、newspaperを新聞紙と呼ぶようになった。一部の人が誤解しているように日本で作られた造語ではない。現在のようにnewspaperを「新聞」とよぶようになったのは、おそらく明治末期以降のことであろう。ただし、夏目漱石の小説の中でもnewspaperは新聞紙であり、昭和初期に書かれたものの中にも、newspaperを新聞紙と呼んでいるものがある。新聞紙条例、新聞紙法などの「新聞紙」はnewspaperの意味である。「日刊紙」「全国紙」「各紙」など、「新聞」の意味で「紙」という漢字を使うのもこの語法の名残であろう。
その後、「新聞紙」を「新聞」と略すようになった。それにともない「新聞紙」をnewspaperの意味で使うことは減り、紙自体を指すようになった。中華圏では現在も「新聞」をnewsの意味で使い、newspaperは「報紙」と言う。
編集 各国別日刊紙の成人人口1,000人当たりの部数
アイスランド 1,028.8
アルバ 931.0
デンマーク 766.1
リヒテンシュタイン 714.3
日本 631.7
スウェーデン 624.1
ノルウェー 601.2
コロンビア 587.8
フィンランド 561.0
スイス 554.9
香港 542.3
アンドラ 524.6
ケイマン諸島 500.0
マカオ 486.8
韓国 485.6
アラブ首長国連邦 461.1
フェロー諸島 447.4
オーストリア 435.9
シンガポール 434.9
イギリス 385.3
ベネズエラ 374.2
オランダ 357.2
バミューダ 351.9
ギリシャ 334.8
チェコ共和国 319.8
ルクセンブルク 304.8
マルタ 301.2
ドイツ 300.2
バーレーン 295.9
アイルランド 295.7
エストニア 292.5
アメリカ合衆国 259.4
朝鮮民主主義人民共和国 255.4
クウェート 243.5
台湾 243.5
スペイン 242.3
カナダ 232.8
リトアニア 231.4
マレーシア 228.1
ニュージーランド 224.1
ジブラルタル 217.4
ラトビア 215.4
イタリア 214.8
バルバドス 214.3
スロベニア 203.8
クロアチア 203.1
編集 日本の新聞
詳細は「日本の新聞」を参照
日本では新聞購読率が高く、新聞販売店による新聞の戸別宅配制度が他国に類をみないほど発達している。またその価格に関しても再販制度によって守られてきた。しかしながら、昨今のインターネット等の発達により、若年層のみならず中高年層も含め(世界的な傾向として)新聞離れが進行しつつあることや、広告収入の減少などにより、その経営環境は厳しさを増している。 一部にフリーペーパーに注目する向きもあるが、新聞に代わる主要メディアとしての地位を得ることは難しいと言われている。
編集 インターネット新聞
近年はインターネット上で一部のローカル紙は除いた新聞各社のホームページが開設されているとともに、一般市民が記者となって参加できる「インターネット新聞」が続々と創刊している。また、アメリカの報道大手により携帯型端末iPad専用の有料新聞も発刊されることになった[3]。
ウィキニュースや市民メディア・インターネット新聞・JANJANが挙げられる。
欧米の新聞社はインターネット新聞の普及に伴い、記事を公開するタイミングについて紙媒体よりもウェブ媒体を優先させるウェブ・ファーストと呼ばれる方針を打ち出してきている。
編集 その他
図書館などの公共施設で新聞が閲覧に供される場合にはクリップホルダー(長い綴じ具)に挟んで「新聞架」と呼ばれる専用ラックに載せることが多い。
新聞の創刊号からの通算の号数(あるいは創刊年からの通算年数)を「紙齢(しれい)」という。
和文通話表で、「し」を送る際に「新聞のシ」という。
編集 脚注
ヘルプ
^ 朝日新聞2010年9月17日国際面より
^ 吉見俊哉『メディア文化論』ISBN 978-4641121904
^ 2011年2月3日の朝日新聞朝刊11面
編集 関連項目
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